2024.01.29 藤井さんむらたさん鷲羽さんへ

「心をこめて書いたんだろ」私は努めて静かに言った。「書いたことはなくならない」乗代雄介『旅する練習』 藤井佯さんへ 旧年中は大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。 具体的にはもちろん、『鳩のおとむらい』のことです。だって、…

文通やりたいな

ツイッター(とあくまで呼ぶ)のつまらなさにもいろいろあって、よく話題になるのはおすすめ欄のひどさだとか、収益のために跋扈する顔のないアカウントたちであったり、全般的な人心のすさみ具合だとかですが、それらはあくまで表層的な問題にすぎないと感…

西暦二千十四年九月二日

時空の短絡ほど容易いものはない(枕) 昔の架空の歌詞です 1 埴輪壊すのは ひみつ ひみつ 誰にも言ってない埴輪壊すのは ひみつ ひみつ 誰にも言ってな割れた埴輪に用を足す 割れた埴輪に酔ひもせず 埴輪だけは許さない あなたも一緒に埴輪だけは許さない …

西暦二千二十年九月一日

あけましておめでとうございます 季節として巡るという嘘もいかしたダンスが言うならいい (踊れ)ない同士でも何か進行 くくくくく(嘘) 意味ありげに過ごす たとえば予報無視して手ぶらを埋めたそんなでもない窃盗を贖って満たない蝸牛の救出と命名 あり…

西暦二千二十年八月二十三日

お暑うございます いかがお過ごしでしょうか? 散歩をしました、の詩 強めに斬歩しながら足跡に焦げ跡だけ残した 動く蚊柱ほか多数 絶滅鳥の調査結果が川の車窓に流れるのを指した 跳躍から飛翔への崖っぷちクリフハンガー答えは 後述 天然ドラムスの裏拍に…

西暦二千二十年八月十日

拙作「学校があったとき」「バットと飛ぶ先生」を第一回 #かぐやSFコンテスト Honorable Mention リスト(選外佳作)に選出いただきました ありがとうございます。 https://t.co/hIVAvdo7em— 139822km (@139822km) 2020年8月7日 「バットと飛ぶ先生」 ノーカ…

西暦二千二十年七月二十九日

ねえリックねえリックねえリックたすけてたすけて(リック・アンド・モーティ全部みた) あの あれ リックが見てた惑星のエロ動画見たい てっぺん前後に NHK 教育でやっている(何曜かは忘れた)初歩の外国語を豪華にも現地ロケでお勉強する「旅する〇〇語」…

西暦二千二十年七月二十七日

これから近親者が死ぬので喪に服します。

西暦二千十八年三月十日

HHKB を安売りしているのが悔しくなって高級キースイッチ 50 こ買いました どうだ、怖いか? 陰謀のしかたに教科書はない わたしはもともと言葉の人ではないような気が(字を追うのもすげー遅い 300 p くらいの文庫に三日はかかる こともある)実はまあずっ…

西暦二千十八年三月九日

デス・カウチポテト・ストランディング(晴れてくれないと困る) 新しい手を手に入れました (あとで画像) 死とともに失われる類の持続的修行を するぞ! 0615 死ぬように起きたし健康 1730 買ったホンを富士そばの荷棚に忘れてしまい取りに戻る 親切にも保…

西暦二千十八年三月八日

南斗水鳥いぬ 明日につづく。

西暦二千十八年三月七日

嘘の晴れだし宝石の国買い忘れるし玄関先の白粉花は収拾つかなくなってきたし蜂も焼き殺すしいいことなかったな 陰謀は流行らないんだってよお姉ちゃん と妹が言う じゃあおれはどうしたらいいんだ と聞く 私のように歯科医になればいい と言う たしかに歯に…

西暦二千十八年三月六日

部屋を明るくして テレビから離れて 東へ三十歩 もうすでにいい匂いしかしてこない そんな犯罪的な「のはおまえ でもおれの脚を貸してやるよ、極薄にスライスされてて横滑りするけど 隠しごとをしているのだけは本当の鳩 言う すでに歌いたくなってきちゃっ…

西暦二千十八年三月五日

目覚めた時にはなぜこんなにも力に満ち溢れているのだろうと困惑したのだが、結局全ての活力は念炉の燃料となるか、敵に収奪されるのみだった。わたしの念炉はたいへん燃費が悪い。もしかすると最大出力はそこそこあるのかもしれないが、試したことはない。…

西暦二千十八年三月四日

寒いな冬だしな さいきんは言葉の意味がよくわからなくなってきている、景色が言葉になってすぐの二次景色は直ちに崩壊していく。ちなみに全ては夢らしいですね。 格好いいってつまりどういうことなんだ、なんか他よりすぐに言葉の領域から外れてしまう気が…

西暦二千十八年三月三日

デカフェのアールグレイを大量に作って冷やしておくととても便利! 三時におきたのでいったん自殺して、それから『怪奇小説傑作集4』を読み、復活してきたところで映画を観ました。 サド侯爵「ロドリゴあるいは呪縛の塔」は飛び出す3D!みたいな地獄めぐりの…

西暦二千十八年三月二日

ハッ(おきた今! 重要なものはただ過去だけだ)!時候のあいさつ:盛大な梅雨ですね みなさんもどうかカビずにお過ごしください目の前を巨大な烏賊のような視線 が通り過ぎる 魂がない広い窓辺に倒立して 白いガラスにぶら下がっている夏の、雨の、夕のない…

西暦二千十八年三月一日

いい日 カービィ 暖かく、とにかくいい日だった。人生最良の日に数えられるほどで、温暖であるという以外特に現世的な理由がなかったところも好ポイントです。 産まれてこのかた意識のあるときは体のどこかしらが痒むことに気づいた。よく発狂しないものと思…

西暦二千十八年二月二十八日

アスカ、来日

西暦二千十八年二月二十七日

これはまだわたしの体も脳も硬化せず、少女だったときのお話です。 眼の前の男が自己紹介する。アスファルト舐め。それがおれの名前だが。男は襟首の伸び伸び色褪せた濃紺のトレーナーを着込んで、うつ伏せに倒れていた。路に棄てられていたらしい。そのとき…

西暦二千十八年二月二十一日

見ているだけで哀れをさそう老犬のいるたばこ屋さんの前、背嚢にネームプレートのぶら下がったアングロサクソンに火を求められた。不思議とどの言語で頼まれたか憶えていない。IMCO の復刻の、灰羽のレキが使っていたような発火装置を手渡す。たっぷり 1 秒…

西暦二千十八年二月九日

改札を抜けてから革手袋の落ちたのを指摘される 2 。ありがとう。 ネームプレートのぶら下がるリュックをしたアングロサクソンに火を貸した。 たばこ屋さんでいつもグニャーとしている看板老犬のメモリアル写真集をみる。 全員酩酊していた。

二千十八年二月三日

ムッ アー るる 気合い入れ損

西暦二千十八年二月二日

ねてる

西暦二千十八年二月一日

あけましておめでとうございます。

西暦二千十八年一月三十一日

西暦二千十八年一月二十九日

えらい。 明日に続く

西暦二千十八年一月二十八日

特に何もなかった。街には出た。特に何もなかった。 今日のことではないけれど、夕方に家の最寄り駅を降りると神社のほうからグミを焼いたような匂いが漂ってくることがある。たぶんグミなのだと思う。それもドイツかそこらの、フルーツ果汁入りでテディベア…

西暦二千十八年一月二十七日

きのうは友だちと T2 トレインスポッティングを観た。よかった。 お気に入りは、それぞれの死者を悼んだあとに「これでいい」とか言いながらみんながヘロインを打ってトロ~ンとなる青い部屋を、カメラが回りこんで例の黄色い紙片が覆っていくカットです。 2…

西暦二千十八年一月一日ノ二

▼ 蟹を食べました。 父の実家も郊外の、さらに治安の悪い地域にあってもかつてはぴかぴかの新興住宅地だったことが忍ばれる、そんな家ももうわたしが幼いころには壁が浮いていた。 七つの星系を股にかけた海の男で、星間運輸業を営んでいた祖父のスペースオ…