2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
これはまだわたしの体も脳も硬化せず、少女だったときのお話です。 眼の前の男が自己紹介する。アスファルト舐め。それがおれの名前だが。男は襟首の伸び伸び色褪せた濃紺のトレーナーを着込んで、うつ伏せに倒れていた。路に棄てられていたらしい。そのとき…
見ているだけで哀れをさそう老犬のいるたばこ屋さんの前、背嚢にネームプレートのぶら下がったアングロサクソンに火を求められた。不思議とどの言語で頼まれたか憶えていない。IMCO の復刻の、灰羽のレキが使っていたような発火装置を手渡す。たっぷり 1 秒…
改札を抜けてから革手袋の落ちたのを指摘される 2 。ありがとう。 ネームプレートのぶら下がるリュックをしたアングロサクソンに火を貸した。 たばこ屋さんでいつもグニャーとしている看板老犬のメモリアル写真集をみる。 全員酩酊していた。
ムッ アー るる 気合い入れ損
ねてる
あけましておめでとうございます。