2018-01-01から1年間の記事一覧

西暦二千十八年三月一日

いい日 カービィ 暖かく、とにかくいい日だった。人生最良の日に数えられるほどで、温暖であるという以外特に現世的な理由がなかったところも好ポイントです。 産まれてこのかた意識のあるときは体のどこかしらが痒むことに気づいた。よく発狂しないものと思…

西暦二千十八年二月二十八日

アスカ、来日

西暦二千十八年二月二十七日

これはまだわたしの体も脳も硬化せず、少女だったときのお話です。 眼の前の男が自己紹介する。アスファルト舐め。それがおれの名前だが。男は襟首の伸び伸び色褪せた濃紺のトレーナーを着込んで、うつ伏せに倒れていた。路に棄てられていたらしい。そのとき…

西暦二千十八年二月二十一日

見ているだけで哀れをさそう老犬のいるたばこ屋さんの前、背嚢にネームプレートのぶら下がったアングロサクソンに火を求められた。不思議とどの言語で頼まれたか憶えていない。IMCO の復刻の、灰羽のレキが使っていたような発火装置を手渡す。たっぷり 1 秒…

西暦二千十八年二月九日

改札を抜けてから革手袋の落ちたのを指摘される 2 。ありがとう。 ネームプレートのぶら下がるリュックをしたアングロサクソンに火を貸した。 たばこ屋さんでいつもグニャーとしている看板老犬のメモリアル写真集をみる。 全員酩酊していた。

二千十八年二月三日

ムッ アー るる 気合い入れ損

西暦二千十八年二月二日

ねてる

西暦二千十八年二月一日

あけましておめでとうございます。

西暦二千十八年一月三十一日

西暦二千十八年一月二十九日

えらい。 明日に続く

西暦二千十八年一月二十八日

特に何もなかった。街には出た。特に何もなかった。 今日のことではないけれど、夕方に家の最寄り駅を降りると神社のほうからグミを焼いたような匂いが漂ってくることがある。たぶんグミなのだと思う。それもドイツかそこらの、フルーツ果汁入りでテディベア…

西暦二千十八年一月二十七日

きのうは友だちと T2 トレインスポッティングを観た。よかった。 お気に入りは、それぞれの死者を悼んだあとに「これでいい」とか言いながらみんながヘロインを打ってトロ~ンとなる青い部屋を、カメラが回りこんで例の黄色い紙片が覆っていくカットです。 2…

西暦二千十八年一月一日ノ二

▼ 蟹を食べました。 父の実家も郊外の、さらに治安の悪い地域にあってもかつてはぴかぴかの新興住宅地だったことが忍ばれる、そんな家ももうわたしが幼いころには壁が浮いていた。 七つの星系を股にかけた海の男で、星間運輸業を営んでいた祖父のスペースオ…

西暦二千十八年一月一日

あけましておめでとうございます。