西暦二千十七年十月二十七日

昨夜の頭痛、腰の痛みと尿の濁りから言って風邪をひいてしまったのだと思う。どうせ何もしないからべつにいいよ。

 

とは言い条かたわらに控えた作業(A)はおとなしくまだ猶予があるからいいとしても、作業(B)の入ったジップロックからは剛毛のある触手が黒黒としてわたしの生活領域を侵犯してくるので仕方ない、近くにあったピサの斜塔(nanoblock)でぽかぽかぽこぽかと叩いてやったらやたらグンニャリしてもう動かない。いひひ。やりすぎた。解像度の低いピサの斜塔はいくつかの破片になってもう一度組み立てる気力は起こらない、インストは今頃週刊少年ジャンプ、ブロックの類を捨てるのって死ぬほどの罪悪感があるよね、それは可能性ゆえに、なんでおれはこんなことを? 幸い作業(C)にその現場を視られることはなかった、今日の夕飯はパパ上が焼いてくれた今秋三度目の秋刀魚で出たごみと一緒に作業(B)と元ピサの斜塔(nanoblock)を庭に埋めてくるのはわたしの仕事になった。掘った。埋めた。こわいので盛土を三割増しにして踏み固める。秋刀魚と合葬したから近所のノラどもがほじくり返すといけない。重大な事態を招きたくなかったら全員食べ終わった柑橘のごみを我が家の庭に不法投棄してほしい。

 

明日に続く。